土の中での探し物

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涙ぽろぽろ

お昼前。
玄関の呼び出しベルが鳴り、その音と共に私の名前を呼びながら隣のおばちゃんが入ってきた。
仕事をしていたので、手に土を付けたまま私は急いで玄関へ向かう。
そして悲しい言葉を聞いた。

「うちの猫がさっき死んじゃった…」
そう言ってハンカチで目元を押さえながら話を始めはり、聞いていた私も泣けてきた。
「チイちゃんの時使った葬儀屋さん、後で教えてね。」と最後に言って帰って行かはる。

それから私は家中を探し回る。
確かいくつか書類をもらったものが残っているはず。
けれど、探せど探せど何も見つからない。
ペット葬儀社さんの名前もまったく覚えていなかった。
その時は見たくないものとして、全部処分してしまったのだろうか?
結局新聞広告を見て、何となくここかな?と思うところへ電話をし、調べてもらってやっと見つけることが出来た。

不思議だった。
約1年前にチイコが亡くなったが、所々はすごく鮮明に、そして所々は全く覚えていないことがあるのだと知った。
変な記憶の残り方をしている。

調べたメモを持ってお隣へ行き、猫ちゃんに会い、おばちゃんの話聞いていたらまた涙が。
家に戻ってまだ気持ちが昂っているまま、「何故私はこんなに泣いているのか?」と、ふと思う。
隣の猫ちゃんとは挨拶を交わすくらいのお付き合い。
亡くなったのは確かに悲しいが、こんなに泣けるのは何故?
チイコのことを思い出して…というのも大いにあるが、やはり一番大きいのは泣いているおばちゃんの姿が悲しかったんだと思う。
「サラちゃんに元気を取られちゃったのかな?」
と泣きながら笑っていたおばちゃんがとてもとても悲しかった。

こんな気持ちで涙を流すことは、私は初めてだった。
かける言葉もなく、ただ一緒に泣いてしまった。
悲しいことだけど、おばちゃんが早く元気になってほしい、と心から思う。
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by mole-mole | 2007-06-27 22:06 | mole缶