土の中での探し物

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ある茶色い犬の死

一匹の犬が先日亡くなったとメールで知らせがきた。
その犬は病気を患っていたので、長くないと聞いていた。
少し前その犬と会った時、次いつ会えるかわからないので「またね。」と言えなかった。
いつもなら普通に言う「またね。」の挨拶が出来ないことがつらかった。

メールでの知らせを静かに読んで、いろいろ思い出した。
まず私の心には悲しみがやってきて、それが引くか引かないかのところで怒りがやってきた。
なんて言うのだろう。
悲しみと憤りと空しさがぐちゃぐちゃになって私を占領した。

お世辞にもいい環境で飼われていたと言えないその犬は、以前お世話になっていた会社にいた。
猫を溺愛している私でも、犬はかわいいし好きだ。
だからそこでの飼われ方について、いつも理解に苦しんでいた。

ずっと前のことだが、私の前猫が具合を悪くした時、約束の時間に遅れるので電話をしたことがある。
後にその私のうろたえぶりがおかしかったのか、笑い話にされた。
確かにおかしかったのかもしれない。
猫の傷から膿が出ていただけ、と思ったのかもしれない。
今、私はその飼い主に思う。
その時の私の気持ちが1ミリでもわかったか?
生き物を飼うってこと、少しでもわかったか?


人でも動物でも亡くなった時は、自分を慰めるために「きっと今まで幸せだったよ。」と思おうとする。
そんなこと本当は分からないけど、そう思って悲しい心を癒そうとする。

けど、今回はそれが出来ない。

私より、看取ったその会社のスタッフの方々がとってもつらかったと思う。
そして、一緒に暮らしていた黒い犬のことがとても心配だ。
早く深い悲しみから抜けて欲しいと思う。
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by mole-mole | 2008-06-12 20:05 | mole缶